こおしんづかの槐

木のボールペン木の紹介

宿の大将と交流があり、友人が遊びに来た時に泊まったりもしている、妻籠宿の民宿『こおしんづか』
そんなこおしんづかの大将に『宿の横の槐(エンジュ)の木が電線や屋根に近すぎるので切りたいのだけどいるかい?』と話をいただいたのが、およそ1年半程前。
立っている状態の樹を見て是非!と返事をしたものの、中々切りに行けずに春になってしまい(材として切るのは秋から冬の寒く乾燥した季節がベスト)、来冬(今シーズン)に持ち越しとなっていました。

立っていた時の槐(一昨年の夏)

そんな槐の木、近くで業者さんが伐採作業をしていたのを見つけた大将がついでにと頼んで切っておいてくれたので、切れなかった根元の方と寝かしてある材を頂きに行ってきました。

根本はまだ60センチ程あって、面白い杢が出そうな感じでした。
と言うことで、親父がチェンソーを駆使して長年の経験でうまいことで切断。

元々この槐は50年ほど前に一度切っており、今回切った槐はその切り株から大きくなったものだそうです。
そのため一から大きくなった木と違い大きな根を持っていたため、根本が非常に太く直径が90センチもありました。
また根本のあたりはちょっとボコボコしてて面白い杢が出そうな感じでした♪

業者さんに切ってもらっていた幹の方はこんな感じ(一本は別の槐)
根本のインパクトもありましたが、幹は幹でまっすぐと伸びていて太さもあり立派なものでした。
ということで、全部ありがたく頂戴しました!

こおしんづかの大将と親父で記念撮影

なお、こちらの槐、実際に使えるようになるのは当分先になりますが、地元産の材がまた一つ増えました。
当店では世界中の樹種を扱っていますが、どんな場所で成長した木なのか実際に見て使っている材と言うのは少なく、伐採から関わって使える材を手に入れられたのは嬉しい限りです。

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