いよいよ最終週に突入したマッサン。1話から見ている方はご存知だと思いますが、今週はハンカチとティッシュが必須になりそうです…
さて、そんなマッサンが劇中で苦心して作り上げ大ヒットした事になっている、3級ウィスキー『余市の唄』。
元ネタのウィスキーはなんだろうなと調べてみたところ、出資者に迫られて3級ウィスキーを渋々作ったのは事実のようですが、最初に作った3級ウィスキー(ニッカポケット壜ウヰスキー、ニッカ角壜ウヰスキー)は大ヒットとまでは行かなかったようです。
ただ、そのウィスキー、劇中のものと同じくマッサンのこだわりによって作られたもので、完成度が高く、ニッカ=品質が良い、という信頼が産まれたのだとか。
そしてその後に作った2級(旧3級)ウィスキー(丸瓶ニッキー)で、初めて大ヒットを出し、波に乗たのですが劇中ではそれらの3級酒をひとまとめにしているようです。
*この後スーパーニッカ、ハイニッカ、ブラックニッカ、と今も人気のある商品を立て続けに開発していくわけです。
(ちなみに最終週のマッサンはこのスーパーニッカ開発前後のお話)
とまぁ前置きが長くなってしまいましたが、モデルとなったニッカウヰスキーがこのタイミングで発売した限定品の初号ハイニッカ復刻版を手に入れたのでご紹介♪
初号ハイニッカ復刻版
ちょっと前に通常品のハイニッカを紹介したばかりなので、ハイニッカ自体の説明はそちらを読んでいただくとして、今回手に入れた、復刻版は現存する初期のハイニッカをブレンダーがテイスティングし、当時の味を再現したものだそうです。
ちなみに発売当時に存在していた余市蒸溜所のモルトとカフェグレーンのみのブレンドで制作したそうです。
と言うことで、せっかく通常品もあるので、2つのウィスキーを飲み比べて見たところ、初号ハイニッカの方が香りが強く、ほのかなピート香があり、どちらかと言うと濃厚な感じでニッカの『余市』っぽい感じがしました。
(ふと思い出したのが、通常のハイニッカと余市を割った(度数的に割れてないけど)時の味でしたw)
通常品でもストレートで十分美味しく飲めるバランスと味なんですが、普段からハイニッカにシングルモルトをちょい足しして飲んでいる自分としては、これくらいの個性があった方がいいなねぇと思うバランスで、限定品ではなく通常品にして欲しいくらい美味しかったです♪
ただ、一点気になったのは、ハイニッカが発売された当時と現在では酒税法が異なっており、発売当時にハイニッカはスピリッツが入っていたんですが、現在販売している復刻版にスピリッツは入っていません。
混ぜ物を入れた分だけ本来のウィスキーから遠ざかってしまうので、無いに越したことはないんですが、当時と同じスピリッツや着色用のキャラメルを使って作ったらそれはそれで面白かったんじゃないかとも思いました…
初号ハイニッカと通常のハイニッカ
*初号にHiが2つついていますが、発売当時オーディオのHi-Fiが流行っていたため、ニッカのハイハイ!と呼びやすくしたためなんだそうですが、それならハイニッカでいいじゃないかと言うことで商品名はハイニッカに決まったそうです。
それにしても、マッサンの本物を作ろうとした、並々ならぬこだわりはまさに職人気質で、色々と共感するところもあり面白いですね♪
朝ドラだけにウィスキーを飲みながら見るようなテンションではないですが、BSで夜も再放送しているので、それを肴に飲むのも良いかもしれませんねw
ちなみに、初号復刻版シリーズはつい先日、スーパーニッカも発売になったそうです。
酒屋さんで見つけたら手にとってみようかと思います…
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