住む辺りでは周りが木々(むしろ森)に覆われているのですが、
夕暮れの涼しい時間帯になると、ひぐらしが鳴く声がよく聞こえます。
ひぐらしの鳴き声って、暑い一日でも涼しく感じられてホッとした気分になりますね。
それでは今日は、シーオークのペンについて…
シーオークとはオーストラリア原産の木です
英語では「She Oak」、このSheには、まるで彼女のように美しいという意味があります。
楢を意味する「オーク」の名前がついていますが、シーオークは楢の仲間ではなく、
オーストラリアやフィジーなどに分布する木麻黄(モクマオウ)科に属しています。
非常に希少性の高い木でもあり(当店でも特上杢として販売)、その理由ですが、
原産国であるオーストラリアが輸出入の制限が特に厳しく、まず市場に回ることがないからだといいます。
ちなみに、アイルランドの伝承には妖精の名前で「シーオーク(英語:Sheoques)」がいますが、
たまたま名前が同じなだけでしょう。
杢目は、全体が赤褐色の一色に覆われ、独特の模様があります。
この模様、何処かの部族でお面に使われていそうな、不気味でおどろおどろしい風にも見えれば、
花びらが一枚一枚不規則に折り重なったようにも見える、なんとも味のある柄です。
木目のアップ
この味こそが、独自の自然や文化を持つオーストラリアらしさ…かなぁと思います。
赤い木といえば紅紫檀もありますが、
同じ赤でも紅紫檀は鮮やかな赤、
シーオークの方は、より暗い、茶色に近い赤、といった差があります。
手前がシーオーク、奥が紅紫檀。
どちらも良さがあって素敵ですので、ここは人によって好みが分かれると思います。
素材は非常に固く、また濃い色合いにより経年変化があまりない木ではありますが、
この独特の模様の美しさに惹かれる方も少なくありません。
この木のオススメですが、名前がシーオークなので、女性にオススメ。
また、今や手に入りづらい木という事で、本当に手に入らなくなる前に
記念にお求めになってはいかがでしょうか(笑)
シーオークのペンは、オンラインストアで販売中です!
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