少し前の話ですが、富山に旅行に行った際、井波の銘木屋さんに立ち寄り、材をいくつか購入したので紹介。
富山県の井波といえば木彫の町で(近くには庄川という木工ろくろの産地もある)昔から木工の盛んな土地。
今回お邪魔したのは、大学生時代からお世話になってる『野原銘木店』
注:当店と同じ野原さんですが、全く関係ありません!
野原銘木店倉庫の一部
銘木がところ狭しと並べられていて、あれこれと見て歩くのは木工屋としては非常に楽しい時間ですが、ペンに使えるような複雑な杢やうちにない材を目当てに探すとこれが中々難しい。
そんなわけで店主さんと話をし、色々と材を出していただいた中からいくつか購入して来た材がこちら…
カリンの瘤
カリンの瘤アップ
長さ約90x50cm、厚み5cm、色味はそこそこのオレンジ色ですが、何より特記すべきは、かなり入り皮の少ない極上品ということ!
その分お値段も張りましたが、そうそうないので購入。
そして、彫刻の町ということで、彫刻用の材の中から面白いのを出して頂きました。
白檀(端材)
白檀と言えば、線香等のお香やエッセンシャルオイルの原料で非常に良い香りがする木材なのですが、とんでもない値段で取引される、希少木材です。
そして、この白檀で作った仏像は最高級品とされており、井波でも取り扱いがあるというわけです。
まぁ仏像用の材料だと、あまりにも高額過ぎて手が出なかったので、たまたまあった仏像用に木取った後の端材(それでも結構な価格)を購入。
ペンが数本作れればいいところですが、チョット削るとフワ〜っと白檀の甘い香りが良い感じなので切れ端や木屑も何かに使えそうですw
その他にもいくつか木材を仕入れたんですが、写真を撮っていなかったり、材の情報が正確でないのもあるので、またそのうちに…
なお、今回仕入れた材が製品になるのは、まだまだ先になりますがお楽しみに♪
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