割れた木のペンの補修

修理

長いこと使っている木のシャープペンシルの木部が割れてしまったのでなおして欲しい…とのお問い合せをいただき、送ってもらったのが下の写真のペン。
KN1_1915.jpg
初期のシャープペンシルで金具はシルバーメッキ、黒い金具もテッカテカ、木部もいい感じの綺麗に使い込まれた、木曽桧のシャープペンシルでした♪
しかし、裏側を見てみると…


KN1_1916.jpg
見事にパックリと…と言うことで、早速分解して割れた部分にパテをもって補修。
*ちなみにこういった割れの補修の際、当店では経年変化した色に合う木を用意(必ずしも同一樹種ではない)してヤスリで粉末を作り、接着剤に混ぜてパテとして使います。
と言うことで、補修後に全体を磨き直しオイルを塗るとこんな感じ↓
KN1_1919.jpg
割れ自体は残りますが、経年変化を考慮して木部より若干濃い目に仕上げてあるので、目立たなくなるんじゃないかなと(^^)
KN1_1918.jpg
部品は初期のもので部品ストックがほぼ無いので、再利用…
補修後に全体に磨いたため、経年変化が少し戻った感じですが、使って行くうちにまた味が出てくるはずです。
と言うことで、このペンも無事お客様のところに戻って、また活躍してくれるはず(^^)
それにしても、こうやって修理しても使いたいと思って頂けるお客さんと出会えるっていうのはありがたいことです♪

コメント

  1. suwa より:

    「割れた木のペン」の持ち主です。どんな修理をしたのか興味がありましたが、サイトを拝見して見慣れたペンを見つけてびっくり、どんな修理をしていただいたのか興味がありましたが、丁寧に対応していただき、ありがとうございました。
    記憶が定かではありませんが5年以上は使用しています。重みと感触が良くて気に入っており、これからも大事に使わせていただきます。
         

  2. kazu より:

    suwaさん
    どんな修理をしたかって言うのはお客さん的に気になるところかなと思い、ブログのネタにさせて頂きました♪
    天然素材の良いところはやっぱり経年変化ですので、長く使って頂けることに越したことはありません。
    これからも当店のペンを長くご愛用いただければと思います。
    ありがとうございました。

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