先日、銘木市で父が手に入れた屋久杉がやって来ました。
屋久杉銘木協同組合のお墨付きシール付き
まだ乾いてないこともあってかなり重かったのですが、それより何より細かく綺麗な木目と独特のいい匂いにうっとり…
外観はこんな感じ
大きさがわかりにくいかもしれませんが、直径約2m、厚みは30cmほどの切り株、樹齢1000年くらいです。
ちなみに樹齢が1000年以下のものを小杉、1000年以上のものを屋久杉というため、今回のものはギリギリ屋久杉といった感じ。
(縄文杉は2000年以上のもの)
ということでサクサクと製材に…
板目面はこんな感じ
年輪の細かさがよく分かる木口
定規と一緒に
(書きながら気がついたんですが年輪に直角に定規を当てないとあんまり意味が無いのですね…^^;)
屋久杉の木口1cmの間に大体8~9本前後の年輪があることが数えてみると分かります。
年輪が細かいということは、それだけ木目が緻密で強靭になり、油分を多く含むことにつながり、屋久杉が屋久杉として高く評価される所以となるわけです。
*強靭といっても『針葉樹の中で』に限られ、建築材として非常に評価が高い反面、家具用材には不向きです。
まだ完全に乾いていないからということもありますが、通常の杉の6倍の油分を含む屋久杉は、針葉樹とは思えないほど重く、製材機のまわりは屋久杉のいい匂いがしています♪
触れば触るほど、屋久杉の魅力がたっぷり…と言うか、木材としての屋久杉が魅力的だと、やっぱり立っている屋久杉を見たくなりますね。
前から行きたいなぁと思っていましたが、屋久島に行ってみたいです♪
さて、当店で屋久杉の製品というと、今のところ木のペンになりますが、これもやっぱり匂いがよく、緻密な年輪が楽しめるんですね~。広葉樹に比べるとやわらかいためキズがつきやすいのが泣き所ではありますが、独特の香りと感触が楽しめる屋久杉のペンはどうでしょうか?
*屋久杉は現在伐採禁止になっており、市場に出回っているのは、倒木や指定地域外の材です。
コメント
これは立派な屋久杉ですね~。
鹿児島よりも南の島で、あんな緻密な木目になるのが不思議ですね。
昔は寒かったのかなぁ?
日本中に近年になって植林された杉の木は、1000年経ってもこんな風にはならないのでしょうね。この屋久杉が、加工されて何になるのか楽しみにしています!
歯車屋さん
いい屋久杉ですよ~♪
ちなみに屋久島は、花崗岩の上に土が少し乗っかっているだけの土壌のため、土栄養が少なくゆっくりしか成長できないから、あんなに緻密な年輪になるみたいですよ。