野原保永眠 

日常

5月1日、私の祖父、野原保が天寿を全うし永眠しました。
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丁度、となりの枝垂れ桜が満開でした


特に病気らしい病気もない祖父で、亡くなる前日もいつものように家族みんなで晩ご飯と大好きな刺身を食べ、お酒も呑み、床につきましたが、そのまま眠るように逝ってしまいました。
享年90歳、大往生だったと思います。
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工場にて(80歳過ぎまで現役でした)
祖父、野原保は大正、昭和、平成を生き、戦争で出兵した後、無事帰国、南木曽町(漆畑)へ戻り、家業である木挽からロクロ職人となり、地元地域の職人たちと現在の木地師の里の礎を築いた一人でした。
忍耐強くあまり口数の多い人ではありませんでしたが、職人としての腕はもちろん、孫煩悩でいつも私たち兄弟は遊んでもらっていました。
また、カメラ等の機械ものが好きで、私がまだ小さいころ、当時はまだ珍しかった大きなビデオカメラ(ベータ)をかつぎ色々な景色や家族を撮っては楽しんでいたのをよく覚えています。
思えば、父もカメラ好きですし、自分は言わずもがな…まさしく遺伝ですねw
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漆畑の山にて、若かりし日の祖父と父
まだ生きているんじゃないかと錯覚してしまう程に、前兆もなくあまりにも急でしたが、自分の家で、家族に囲まれて、いつものようにご飯を食べ、眠ったままポックリと逝けるというのは、とても幸せなことなんじゃないかと思います。

コメント

  1. 酒呑親爺 より:

    おじいちゃん、お疲れ様でした。
    ゆっくりとお休み下さい。
    合掌。

  2. 恭子 より:

    お祖父さん、南木曽でロクロ職人を全うされたんですね(@_@)。
    そのロクロ職人のココロとカメラ好きも代々受け継がれるのですね…。
    私の祖母も今年94になります。
    まだまだ長生きしてほしい…。

  3. kazu より:

    酒呑親爺様
    恭子様
    コメントありがとうございます。
    そういえば酒好きもしっかり遺伝してましたねw
    順番とは言え、やっぱり悲しいものです…

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