南木曽町とお隣りの大桑村の丁度堺、阿寺渓谷の辺りにある恋路峠に立っていた栂(つが)の大木が安全性や景観の関係から春先に切り倒されたのですが、非常に大きい上、場所が急斜面の谷間ということで引き上げられずそのままになっていました。
そこで町から木材利用の提案を受け、南木曽ろくろ組合で回収することになり、現場へ行ってきました。
樹齢は500~600年、幹の直径1.3m、高さ20m、まさに大木です。
本当は切らずに引き上げたいところですが、そのままでは非常に重く、しかも道路から遠いためクレーン車で引っ張れないため、4mに切って個別に引き上げることになりました。
ちなみに危険な作業なのでチェンソーでの切断等は森林組合の方にお願いしました。
そしてクレーン車で引き上げです。
無理に引っ張るとクレーンがひっくり返って崖へ真っ逆さまなので慎重にゆっくりと引き上げました。
そして引き上げた栂の大木をトラックへ…
私は家での仕事もあり、昼には帰ったのですが、朝からの作業でどうにか二本、残りを全て午後から引き上げたそうです。
ということで、現在引き上げた栂はお隣りのヤマイチさん駐車場においてあります。
それにしても、写真だと遠近感がおかしくてあんまり大きく見えないですね。実物を見るとがビックリするほど大きいんですが…
実際に使えるようになるのはかなり先のことなんですが、地元木曽の恋路峠産の非常に木目の詰まった栂の大木、どんなものになるのか楽しみです。
なお、栂は針葉樹の中では最も重厚で硬い部類の木です。
コメント
大きな木ですね~。切るのが勿体ないくらい。
素敵な作品として生まれ変わって、永遠に愛されると嬉しいですね。
クレーン屋さんはMICさんかなぁ?
赤・青・黄・緑。
おもちゃ箱みたいな楽しい配色のクレーン屋さんです♪
本当に勿体無いような気もしますが、なにせ話がこちらへ回ってきたのは切った後でして…切ってしまったからには、有効活用しようと思います。
クレーン屋さん、メーカーさんはMICって言うんですか…たしかにカラフルでした♪