2021・6月の銘木市

木のボールペン木の紹介

6月は恒例の特別市(岐阜銘青会特別市)のため、いつもより沢山の材が出品されていました。

先月は日曜日に行って、倉庫が閉まっているというちょっと残念な状態だったので、所狭しと並べられている材を眺められて感無量。

半期に一度の記念市なので量もですが、面白いのもいくつかあったのでご紹介。

ケヤキの瘤の大盤
時々見かける個性派。残念ながら瘤の粒がかなり干割れする傾向なのでそのまま使うには難しいですが、面白いですね。

おまけ:ケヤキの強烈なダニ杢(ホヤ杢)
瘤の様に見えますが、どちらかと言うとバーズアイに近い杢。ちょっとキモいけどインパクト大。

サペリ杢の大盤
当店にもありますが、いわゆるキルト杢の系統なので見る角度によってキラキラと綺麗。

屋久杉の大盤
なんだかんだ毎月見かける屋久杉。毎月眺められるだけでありがたい材です。

チリ杉
屋久杉にまぎれてペラペラの薄板が束でおいてあったチリ杉。
昔は屋久杉の代用として流通していたらしいのですが、現在はブラジリアンローズウッド(ハカランダ)と共に、パンダと同レベルの絶滅危惧種として登録されています。
残念ながら建具用のペラペラの材なので当店では使えないサイズでした。

メープル瘤
全面に杢が出ている感じではなかったんですが、スタビ等に使うには丁度良さそうなメープル瘤。
ある程度ストックしておきたい材でもあったので仕入れることにしました。

ここからもう一軒、平野木材の市場

場所を移動してもう一軒の市場へ

タモ杢の長もの
倉庫内に立て掛けてあったタモ杢。5mくらい、キレイな杢がしっかり出ており、厚みもあったので突板用に使う方が手を上げそうでしたが、きっとすごく高い…

ニレの瘤
細々したニレの瘤が出ていたので、少し仕入れました。

トチ瘤の衝立を切ってばらした板
着いたを文字通り三枚おろしにした状態で、土台の板も出品されていました。
ちなみに大きな一枚の瘤に見えますが、真ん中に継ぎ目のような痕跡があり、2コ1っぽい感じで、杢は面白かったけど突っ込みどころが多かったw

その他にもポプラやクスの瘤、様々な国内外の材が並んでいました。

6月恒例の特別市で、物量に圧倒された楽しい時間でした。
また仕入れた材は、後日紹介したいと思います。

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