3月恒例、半年に一回の全国優良銘木展示大会(全銘)を見に行ってきました。
全銘と言うことで、今回も通常の市より遥かに多く質の高い銘木が所狭しと並べられていました。
ということで、目に止まった物をいくつかご紹介♪
黒柿の原木多数。
黒柿に関しては数千本に1本なんて言われていますが、正確にはもっと出る確率は高いと思われます。ただ、本当に良い模様かつ大きくて真っ直ぐな材(写真上の一番手前のようなの)は数千どころか数万本に1本じゃないかと思われます。
もちろん使い所や使い方によって、模様の出方や細かさ等向き不向きがあるのですが、ただでさえ曲がっていることの多い柿の木が真直ぐで太く模様もしっかりとなると、かなり限られます。
ちなみに、当店だと大きさはそれほどいらないのですが、更に細かい墨模様でないとペンには向きません。
そして下の写真はその黒柿の根。わざわざ笠までかぶせていたのですが、この根っこのどこまで墨模様が入っているのか、切ったらどんな模様が出てくるのか非常に興味深いです…
黒柿の製品コーナー
今回も黒柿コーナーがありました。
相変わらずの独特の匂いがする黒柿コーナー。一枚一枚良さげなものを見て行くのですが、中々難しいです。今回、父はあまり食指が伸びなかった模様。
また、見ている間も色々な業者さんが同じように見ていかれまいた。
トチの瘤杢の大盤
タモの玉杢の柱材
タモの玉杢アップ
今回の展示で個人的に一番綺麗だなーと思ったのはこちらの柱材。全長3mくらいかな、きれいな杢が全体にしっかり入ったまさに霜降りでした♪
市場中央の屋根下
原木置き場
ということで、色々と目に止まったものの一部ご紹介でした!
なお、目に止まってはいますが、中々当店で使うには大きすぎますし、うちの場合木目や杢はかなり細かいものが必要になるので、こういった材は殆ど手を出すことがありません。
一般的に大物が重宝される業界なので小さい材を探すとなると、かなり限定されるのですが…
まぁそんなことはとりあえずどうでもよく頭の隅っこに置いといて、毎回沢山の銘木を見て楽しんでいるのが正直なところですw
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