組立までの機械加工は終わったので、部分的な仕上げ加工と接着です。
組立後では磨きにくい天板や側板の内側を鉋がけ。
ちゃんと調整した鉋から綺麗に鉋くずが出るとやっぱり気持ちいい♪
と言うことでサクサク削っていよいよ接着です。
一つの箱に使うパーツはこれだけ
接着剤をしっかりつけるのは四つ角の留め部分のみ。(天地板は湿度の変化で収縮するため、箱を壊さず動けるよう極僅かに接着)
大きさの割に接着剤はあまり使いません。
そして、組立時の締め付けに使うのは写真右上にあるL字のブロック(事前に作っておいたもの)と荷造用のPPバンドのみです。
接着時の状態
留め接着は接着面の加工精度が高く、かつ的確に接着しないとすぐに隙間ができる、少し難易度の高い加工になります。
そのため様々な接着用の道具が販売されているのですが、色々やったり見てきた経験から、私はこの方法に落ち着きました。
この方法の何がいいって確実に早く固定できるのは当然で、なにより道具がタダ同然というところですw
ちなみに、四隅のブロックは無くても締めることができますが、留め部分を効果的に締めることが出来、かつPPバンドで材に凹み傷を作ったり汚さないためのもので、複数個作る際はあった方が便利です。
と、言うことで無事に接着が完了♪
次回は、留め部分に切込みを入れて別の材を入れる補強加工『挽き込み留め継ぎ』に続きます~♪
コメント
さすが本職!お見事ですね!!!
でも、知りたい行程が飛ばされた~。
天板の縁を薄くする部分は、どのように加工されておられるのでしょうか?
ルーターでピンピンか、あるいは際鉋でシュルシュルでしょうか?
歯車屋さん
どもです♪
さて、天板の縁ですが、これはルーターでやってます。
刃の高さガイドを合わせるだけで特に難しいことでもないので飛ばしてしまいました。
もし際鉋でやるとなるとかなり時間がかかって難易度も高いですね(^_^;)
なるほど~。ルーターでこんな加工も出来るのですね。
やっぱり台突きのルーターは便利ですね・・・。
手持ちタイプルータを、適当な台に固定すれば似たような事が出来るようになるかなぁ?
歯車屋さん
ハンドルーターでも逆さにして定盤にくっつけて便利に使ってる方結構いますね。
その場合でもガイドをつければほぼ同じ加工ができます。
なるほど~。
中古で買った古いマキタの3600HAがあるので台に固定してみようかな~。