先週のこと、高山の納涼夜市に出店してたんですが、出店するきっかけになったのは、4月にあったアースデイのイベントで久し振りにあった、小杉仏壇店さんのSさん。
その後、夜市があるから出店してみない?とSさんから連絡をいただきホイホイ出店したわけです。
そして、夜市の二日目、当然昼間は暇だったわけですが、Sさんがお寺の修理をしてて面白いものが見れるから見学においで~と言われ、これまたホイホイと高山別院横の専念寺へ行ったわけですw
今回の補修は壁面の金幕の張替えだそうで、ブルーシートがしかれ、御本尊もない状態でした…
そして、作業されてる仏壇屋さんの方々に挨拶をしたところ、「ちょうどいいタイミングで来てくれた~!!」と言われなんのことやら??
なんでも、張替えは終わったので、避けていた中尊(本殿中央のご本尊を置く場所)を元に戻すところで、人手が欲しかったところなんだとか。
…あの私でいいんでしょうか(^_^;)?と思いつつ、面白そう♪とこれまたホイホイ手伝うことにしましたw
本殿中央まで移動させる前の中尊(裏に大正十年制作と書かれていました)
お仏壇でもそうなんですが、こういう漆に金箔のいわゆる金仏壇の金箔部分は非常に弱いのでお掃除の際も絶対に触らないんですね。それで、今回の移動の際も黒漆の部分だけを持って底に敷いた毛布を引っ張って移動でした。
何よりも難所は最後、中尊を祭壇の上に載せるところ。用意していた土台で階段を作り徐々に上へと毛布ごと上げて、最後に毛布を引きぬいて完成!!
時間にしてたったの数分だったと思いますが、動かしているものが非常に高価かつ歴史あるものだったので、やはり皆さん真剣で、傷を付けないように細心の注意をしつつ、高い緊張感の中無事に設置できた時の脱力感はたまりませんでした。
というわけで設置直後の状態↓
やっぱり存在感が違いますね♪
中々経験することのない貴重な体験でした(^^)
ちなみにこの中尊、更に上に大きな屋根が乗っかるのですが、その前にこの場を退散したのでどうなったかはまた高山に行った時に見に行ってみようかと思います。
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