非常に美しく独創的な模様が蛇の鱗ようなスネークウッドのペンをやっとのことで製作しました。
このスネークウッドは南米原産で、非常に希少かつ高価な材で、現在入手困難になりつつありますが2009年の9月に仕入れた材で、随分と長いこと屋根裏にしまい込んでいました。
なぜ今まで外に出さなかったのかといいますと、この木は硬いのですが全く粘りがなく、その上収縮をする傾向にあり、とんでもなく割れやすかったからです。
そのため最初に入荷後、しばらく養生させてから一度作ってみたのですが、ペンに仕上げた翌日にはぱっくりと割れてしまっていました(T_T)
簡単に割れてしまうのではとても販売できないということで、一旦お蔵入り…
で、お蔵入りしてから一年半…あれこれと割れないようにするにはどうしたら良いか考えたりしていたんですが、世界一（値段が）高いと言われるスネークウッドなので、ホイホイ加工実験もできず難儀しました…
しかし加工方法を少し変更することでどうにか割れないようになり今回の販売にこぎつけました～♪
＊加工方法変更後、制作して一月経過していますが、今のところ割れておらず、更に経過を見守っている最中です。
非常に高価かつ割れ易いとは言っても、この特徴的な木目の美しさの前には挑戦したくなります…それに、最初に作ってすぐ割れてしまったスネークウッドのペン、お店で仕事に使っていますが、経年変化で杢がハッキリとしてきてかなり艶が出て来ることも分かりました。
ということでなんとか販売にこぎつけたスネークウッドのペン、ろくろ祭りまたは月末の特売にて販売いしますのでお楽しみに♪
なお、スネークウッドは元々非常に割れ易い材ですので、保管状態（過乾燥、加湿、高温等）や使用状態によって割れる可能性があり（場合によっては使っていなくても割れてくる）ます。
そのため、木部の破損によるペンの返品交換はお受けできませんので購入の際はご注意ください。
追記・
先日、親父が岐阜へ仕事で向かう途中の高速道路サービスエリアで東北へ向かう自衛隊と遭遇し話を少ししたそうです。
ＴＶでは行方不明者や死者の数を連日放送していますが、その反面、自衛隊や消防隊、赤十字、海外の救助隊が昨日までに19000人以上の被災者を救出しています。
救助者の情報をもっとメディアも取り上げたらと思うのですがあまり報道されていないのが不思議だったので追記しました。
また現地で災害のプロとして今なお沢山の方が活動されています。しっかり休憩もとりつつ最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。
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