育ってきた環境が~ち~がうから~♪なんて歌にもあるように、人にはそれぞれ個性があるわけですが、生き物である木にだってと同じようにそれぞれに個性があります。
そして同じ樹種でも、育つ環境や国が違うと、これ又随分と違った木目になります。
その木が育った場所や環境を思い描くとますますその木に愛着が湧くし、すべての木の地域の特定まで出来れば紹介できたらいいのになぁ…なんてことをオリーブのペンを制作している時につくづく思いました…
これ、すべてオリーブウッドなんですが、どれも雰囲気が違ています。この差はそれこそまさに育ってきた環境の差なんですよ。
と言うことで、各オリーブを写真と共に簡単に解説
小豆島のオリーブ
最初の写真では一番手前で、三種類の中で唯一の国産オリーブ。あまり詳しくは知らないのですが、小豆島はオリーブの栽培発祥の地で今も盛んだそうです。
元々細い材(若い材)だったためか、他の材より木目は薄い感じでした。また、品種の違いなのか、ブナやナラのような斑が入っていました。
ヨーロッパのオリーブ
最初の写真では中央。いわゆるオリーブウッドと言えばこの木です。オリーブの実を採るだけでなく、西欧の方では家具材としても使われている木で、優しくコントラストのある縞模様が特徴的な木材です。
アフリカのオリーブ(ワイルドオリーブ)
最初の写真では一番左。アフリカ産のオリーブで通称ワイルドオリーブ。木目そのものはヨーロッパのオリーブウッドと同じ感じですが、色味が濃く、縞模様のコントラストが強いのが特徴です。
小豆島のオリーブ、ヨーロッパのオリーブ、アフリカのオリーブ、同じオリーブの木でも随分と雰囲気が違うことが、こうやって並べてみると面白いほどよくわかります。
ちなみに、どの木も共通しているのは、多少の差はありますが油分があり、加工中にオリーブオイルの匂いがすることです。
育った場所の地形や風土がそのまま木には反映されるためだとは思うのですが、こう言った同じ樹種の産地違いも面白いですね~♪
*なお、こちらの三種、若干まだ在庫がありますので気になった方はお問い合わせよりご注文ください。
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