前に胡桃や黒柿を購入した銘木市の際に写真をのせた林野庁長官賞受賞のケヤキの巨木。並の巨木だったらそこまで高額にはならないんですが、こちらは全面に杢が入ってるんですよね。
もう、すごい杢なんですよこの丸太、全面ビッシリでしたからね!
と…丸太の状態でどうして杢が入っているのかわかるの?と疑問に思われる方もおられるんじゃないでしょうか。
日頃から木を扱っているからこその目利きというのもありますが、玉杢に関しては非常に分かりやすいので詳しくご説明。ということでまずはこのケヤキにズーム♪
表面がぼこぼこしているのが分かりますかね??ちょっとわかりにくいかもしれないので更にアップで↓
ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、通常の木の表面にはないこのイボイボがまさに玉杢の印。
そしてこの凹凸の表面をスパッと真っすぐに切るとどんな感じかというと、下の写真の様な感じ↓
(実際に切ったものではありません)
という訳で、丸太から玉杢がすぐ分かったのがなぜだかおわかりいただけたんじゃないでしょうか。
ちなみにこういった杢は木のシワでもあるため、年輪を沢山重ねた老木になるほど出る確率が高く、樹齢100年くらいでは出ないんですよ。
最近はこのような杢の材は自己主張の強く高額なために用途が限られ、昔ほど人気がないのが残念ですが、木工を生業としている者は大抵こういった材に出会うと無条件にテンションが上がりますw
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