茶筒を荒挽中

日常茶筒

7月の末から8月上旬に製材していた茶筒用のケヤキ。その後しばらく養生して先週辺りに角棒から丸棒に削り、現在それぞれの茶筒の長さにカットしつつ、旋盤にて内側を荒挽作業中です。
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D700 35-70 f2.8
この作業、なにせあの大量の原木からなので、量が非常に多く今回は茶筒大小あわせて1000本以上の木取りとなりました。
しかし、それでも木は一つ一つ木目が違うので茶筒の長さにカットするのにも一つ一つしっかり木目を見てのカットとなりますし、蓋と本体の木目がちゃんと繋がるよう印をしてバラバラにならないように扱わなければなりません。
もちろんこの荒挽き加工も木それぞれ硬さが違うので、一つ一つ木を削る感触を確認しながらの作業となります。
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D700 35-70 f4


そうやって出来た茶筒の材はこれからもう一手間かけて乾燥機に入れて生木から乾燥材になります。
ちなみに現段階ではまだ水分をたっぷり含んだ生木なので加工は楽なのですが下手に扱うと割れてしまうので天気や湿度も気にしつつ仕事を運んでいかないといけません。
割と単調な作業ではありますが、木取りや荒挽きの作業の良し悪しは製品の完成時の品質を左右する箇所なので気を使って丁寧に進めています。
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D700 35-70mm f4
ちなみに親父が作業しているのは写真を撮るために代わってもらったからで、本来は私が作業してます。

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