先日の表参道のイベントの際に、当店の木のボールペンやシャープペンをご愛用頂いている方々にお会いできたわけですが、中には愛用されているペンを持ってきていただけた方もおりましていい具合に経年変化をしたペンたちを見せていただいたりしました。
中でも黒柿のペンは、お客様の手で徐々に熟成されてきており、良い色合いと光沢が非常に美しくなってきていました。
写真の左手前お客様ので右奥が新品
黒柿は木自体に柿渋があるためか、使い込むごとに色が深くなり、何かの塗料を塗ったかのように驚くほどの光沢を持つようになります。
ただ、会場にお持ち頂いた黒柿のペン、その場で即席で撮影させてもらったせいか、艶まで綺麗に見せられなかったので、帰宅後にオヤジの黒柿のペンを撮影しました↓
左手前が父のペン、右が新品
艶と色乗りが一目瞭然で違うことがおわかりいただけるかと思います。(クリップの丸い球が木部にしっかり写っています)
また、太軸ペンの黒い金具は塗装の性質上使い込むと非常に艶の出るパーツだったりするため、黒柿の艶ともマッチしているみたいです。
もちろん普通に使い込んだだけでも変化はします。しかし、より艶と深みが出るようにするためには、月に一回程度でかまいませんので革用オイルやハンドクリームといった油分をほんの少し木に摺り込ませてあげてください。
変化を楽しむのもまた木製品の醍醐味、使い込み、時々磨くことで木部の変化をお楽しみいただけたらと思います♪
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