漆塗りのペン

日常

昨日は変わり杢の特売にて、沢山の方からの沢山のご注文ありがとうございました。
特杢を心待ちにされていた方も沢山おいででしたが、ご満足いただけたのではと思います。
私も杢の選別から撮影、ウェブへの掲載まで準備したかいがありました…
さて、そんな特杢の中で今回webでは初販売となった漆塗りのペンについてご紹介。
(と言っても昨日ほとんど売れてしまったんですが…)
ここ一月程、twitterで漆塗り作業だの、かぶれただの、つぶやいていたのは、漆塗りのペンのためだったわけです。(他にも塗るもの有りましたが)
NFX_2408.jpg
そしてこちらがその途中での漆風呂の中。拭き漆という技法で、漆を何重にも(今回は最終的に6回程度)塗り重ねており完全にコーティングしているため艶があり木目もよりしっかり出ています。

また、特杢を見てからこちらを見るとすぐ気がつくのですが、特杢のページにあるより遥かに大量のペンが漆塗りとなっています。
これは基本的に『木目はいいが傷がある』といった材を漆塗りにしているためで、補修箇所が多いものや目立つものは手にとってみることの出来ないウェブではお客様にがっかりされるかもしれないとの判断からで、無傷又は補修箇所が目立たない漆塗りのペンのみ今回は販売させていただきました。
例えばこれは一番目立つ方の例ですが、こんな感じに補修されていたりします。
NFX_2476.jpg
杢の出る材や瘤材は木の中でも特に力のかかっていた場所の場合が多くどうしても内部割れがあったりするんで、避けて通れない事なのですが、せっかくの杢捨てるには勿体無いですから、補修と漆で復活させてあげたということです。
特売品の様に無傷のものは少ないですが、出来るだけ目立たない位置にくるよう金具を合わせていますのでそれでも漆塗りが欲しいという方はお気軽にお問い合わせ下さい。
NFX_2474.jpg
現在あるのは、ケヤキ、セン、マーブルウッド、花梨の瘤です。また花梨の瘤の場合元々傷部分が黒いため補修箇所が目立ちません。

2016年追記:
漆塗りは現在制作対応を含め対応しておりません。ご了承ください。

コメント

  1. ヒロ より:

    漆塗り花梨の瘤の購入を検討しているんですが
    この写真の漆塗り花梨の瘤はまだ在庫がありますか?
    教えてください

    • kazu より:

      ヒロさん
      ブログ記事は6年前のものになり、漆塗りの花梨の瘤はありません。
      また、漆塗り自体現在対応しておりません。
      ご希望に添えず申し訳ありませんが、ご了承ください。

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