2024・11月の銘木市

日常

今月も岐阜の銘木市場へ行ってきました。

先月が大きな市だったので今回はかなり控えめの出品量。いつも巨大な原木が置かれている入口付近もスッカラカン。
なかなかここまで空いているのは珍しい。

そうは言っても、中に入れば色々な材が並んでいて、相変わらずの物量です。

入口ちょっと入ったところに鎮座していた桜。なかなかグネグネしてまして、結構フケていたのでレジンテーブル向きな感じ。
根本の空洞には別の木が生えていたようで、一緒に行った嫁さんが生姜みたいと言っていました。

オーストラリア産のジャラの瘤が沢山出ていました。市場でオーストラリア材を見るのはとても珍しく、初めてかもしれません。
面白い杢をしているのですが、干割れが激しいのでペンなどの細工物にはそのままでは難しいかな。

チェリーの杢
ギラギラした立体的な杢のチェリー。とてもキレイですが荒い杢なのである程度大きい製品で活きるんじゃないかな。

ケヤキの玉杢大盤
全長約5mの巨大なケヤキの玉杢の大盤。画像ではわからないですが、かなり細かく玉杢が入っており、これぞ銘木と言った佇まい。ちなみに古い材のようで表面はだいぶ色が濃くなっていました。多分いや絶対高いやつ。

杉の杢板
泡杢とか油杢と言われる材ですね。針葉樹の面白い杢ですが、ペンにすると結構暴れてくれるので作ってから割れる事が多いんですよね。柔らかいし…

大きい市の後なので、いつもより静かでしたが、それでも色々な材をこれだけ見て歩けるのはありがたいですね。

当店の場合どうしても杢の細いものに目が行ってしまいがちですが、そういった業者はごく一部で、ほとんどは建材や建具、家具といった大きなものを作る業者さん関係。
求めている材の種類も質も量も違いますが、全体の大きな流行りを感じ取るためにも市場に足を運ばないといけません。
まぁ、単純に見て歩くのが楽しいというのもありますがw

余談:今回の市場の下見の日は天気が良すぎて、窓や屋外が真っ白になりがちでした。

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