7年もののマーブルウッドのペンの修理

修理

今回の修理品は、取扱店さんで購入された、旧型マーブルウッドのシャープペンシル。

しっかり使い込まれていたようで、色艶が全く別物。

特にクリップは相当なもので、地金が完全に出てサビが出ている状態。
ここまで愛用されるのは、職人冥利につきますね。

摩耗した金具を取り外し、オイルで拭き上げてから、新しい部品を組み付けて修理完了。
今回は旧型のまま修理対応となりました。
*部品が残っている間は旧型のペンの修理に限り旧型での対応もいたします。

これからも大事に使っていただければ幸いです。

メッキの強度について

ちなみに時々金具の色で迷われている方がおられますが、純粋なメッキの強度でゴールドとシルバーを比較すると、シルバーの方が摩耗に強いです。

ただ、これはシルバーに使っているクロームメッキが非常に強いためなので、金メッキが弱いわけではありません。
特に当店の場合、金メッキはメッキ処理の上にクリア塗装(電着)を行っており、通常の金メッキのみの状態より強くなっています。
また、大手文具メーカーさんのメッキ処理を手掛ける工場で同じようにメッキ処理を行っており品質の問題ではありません。
どちらにせよ、どんなメッキであっても、摩耗によっていつかは剥げます。あらかじめご了承ください。

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