2021・5月の銘木市

木のボールペン木の紹介

中々外に出づらい日々が続いていますが、今月も銘木市場に日曜日に時間を作って行ってきました。

いつもだと日曜日でも誰かしら人がいて倉庫内も見られるのですが、今回は完全に閉まっておりました。
コロナの関係もあるのでしょうが、倉庫内が見られなかったのは残念。

最近定位置が決まってきたポプラのコブ
昨年仕入れているので当分いらないけど、また良いのが出てきたらストックしたいところ

ちょっと珍しい栗コブを発見
粒がはぜやすいので要注意ですが、コブ周りの杢も結構きれい。

トチの原木

全面に縮杢

このトチの原木、おそらく今回の銘木市の目玉。
なんと原木一本、枝に至るまですべての面にびっちりと縮杢が出ていました。

縮杢は、木の自重や枝の重み、風雨といった環境によるストレスで縮杢になる『後天型』と、生まれた時から縮杢が出る傾向を持つ『先天型』があり、この栃は自重によるストレスでは説明のつかない杢の出方なので、ほぼ間違いなく『先天型』です。

*杢が出るのにも、その木の育つ環境だけでなく、木自体の特性によるものもあるということで、どちらの方が良いと言うわけではありませんが、先天的に杢っ気のあるものに環境が重なるとより強く杢が出ると思われます。

いやそれにしてもこの縮みはすごかった。仲買人さんも、こんなのはもう出会えないかもとのこと。

なんでも山奥で1月ごろに割裂し倒れた原木で、雪溶けを待って運び出したため今月の市に出品されたそう。

定例市なのでそこまで多くの出品があったわけではなく、倉庫内も見られなかったのですが、本当ならもっと大きな記念市に出しても良い材が見られて満足です♪

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