一年で一番大きい全国銘木展示即売会(全銘展)が開催されたので、今年も見に行ってきました。
今年の市場はコロナの影響もあり全体的に量が少ない傾向で、全銘展も例年に比べるとちょっと少ない感じでしたが、それでも通常の市より見るものが多く活気のある感じでした♪
黒柿の原木。
主に秋と冬に出てくるのですが、今回はちょっと杢が荒目。もっと細かい木が出ているのがあったら良かったなぁ…とんでも価格で買えないと思いうけど。
楓のスポルテッド
干割れも結構ありますが、ギターなんかに良いのかな?
ペンのような小物にはちょっと向かない感じ。
トチ杢の大判
陽の光で黄金色に輝いていました。
ツツジの根
奥のフォークリフトと比較してもらえば分かると思いますが、かなりデカかったです。
こういったものは下手に刻みたくないだけに、どこかのホテルのエントランスくらいしか使うとこないんじゃないかと思います。
せりの初値は3桁超えだとか…
ポプラのコブの大判
ここ最近、よく出てくるヨーロッパ材。表皮のボコボコ感とコブ特有の粒感が魅力的ですが、正直そのままの材では収縮激しいし、柔らかいのであつかいずらい材です。
最近はリバーテーブル(レジンを流し込んで形にするテーブル)に人気なようで価格高騰中。
欅の大判
他の大判とは桁違いに大きい欅さん。木目が細かく直通、長さは10m超えのも出てくる言わずもがなの超優良材ですね。
ブビンガの杢や花梨の大判
定期的に見かける唐木の大判。特にブビンガは杢がキルト杢が強く出ていて綺麗です。
とはいえ、これだけ大きな材を刻むわけにも行きませんので、このままの大きさで有効活用できる人の出会えると良いのですが。
バストゥーンウォルナット
クラロウォルナットに混じって最近見かけるようになってきたウォルナットの仲間。
相変わらず杢が素晴らしい。
屋久ツガ
当然といえば当然ですが、屋久島の木材はスギだけではありません。
扱ったことはないので詳細はわからないですが、きれいに整った杢でした。
ちなみに、今回の市に工事支障木として伐採された新鮮な屋久杉の原木が出品されていたみたいです。見に行っとけばよかった…
黒柿コーナー
まだ乾いていない黒柿の特有の匂いが充満するコーナー。
残念ながら今回の市に、これはという孔雀杢はありませんでした。
欅の巨木とか
大きさを活かせる用途での使用が望ましく社寺仏閣への利用が多い巨木の欅。
基本的に巨大な原木はそれだけで価値がありますが、間近で見るとそれはそれでただならぬ力強さを感じます。
特別な市だけに、質も量も通常の市とは桁違い、この他にも紹介しきれなかった魅力的な材が多数ありますが、きりがないのでこの辺で。
楽しんでばかりではなく、仕入れる材も見定めてきたので、競り勝ったものが届いたら、又紹介したいと思います。
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