ヒューオンパイン
手前の少し木のある材のアップ
ワシントン条約(レッドリスト)附属書Ⅰに登録されている、知る人ぞ知るタスマニア固有種の超希少な絶滅危惧種。パインと名前がついていますが槇の仲間。
世界有数の長寿命木で非常に成長が遅く100年で12センチと言われており、極細密な年輪が特徴。
伐採後100年水に浸けていても腐らない程丈夫で独特の爽やかな香りがあります。
現地では厳重に管理されており、倒木や流木ですら持ち出すことは厳しく制限されており、伐採のライセンスを持っている人は2名のみだそうです。
修正:2019/8/22
タスマニアから出すことは厳しく制限されていますが、レッドリストには登録されておりませんでした。
なお、レッドリスト附属書Ⅰに登録されている木材は、ブラジリアンローズウッドとアレルセ(チリ杉)でした。
こちらの材は当店にも少しありますが、その希少性と何より、この大きさや照り(杢)のあるものはそれだけで価値があるので仕入れました。
おまけで頂いたヒューオンパインドック
走っている犬のような形で可愛いからと奥さんが選んだ材らしいです。
仕入元さんはこの材をタスマニアまで何度も行って集めていたそうですが、この材でカヌーを作っているのを見て購入を検討しつつもその時買わなかったら、後日航空会社の雑誌の表紙に使われていてかなり後悔されたそうです…
また、とても大事にしていた材なのですが、家族を含め周りの方が全く知らず、今回の仕入れ時に久しぶりにヒューオンパインの話が出来てとても嬉しかったとのことです。
いやぁ、あるとこにはあるもので、驚きと感動のオーストラリアウッドでした♪
コメント
ヒューオンパインはワシントン条約(レッドリスト)附属書Ⅰに登録されていません。
現地での伐採は禁止されていますが…
ご指摘ありがとうございます。
レッドリスト関係の話をサプライヤーさんと話していたのですが、チリ杉と間違えて覚えてしまっていたみたいです。
修正しておきます。