取引のある材木屋さんと、木材加工面がわかる樹種事典を執筆されている河村さんが当店工場に木材の見学に来ました。
*二人の写真を撮り忘れてしまった…
河村さんの著書・木材加工面がわかる樹種事典
近年出版された木材関連の類の本では詳しく有名所からマニアックなものまで一通り網羅されており、加工時の感触や匂いまで説明が記載されているため当店でも参考にさせてもらっています。
そんなわけで木が大好きなお二方が当店の持っている材を見たいということで色々と見てもらったり、材のことを楽しく詳しくマニアックにお話していただきました。
と、木材談義が尽きない中、せっかく木に詳しい方が来られたということで、倉庫内にある樹種のよくわからないものを取り出してきてなんの木か聞いてみました。
正確には仕入れた際に木の種類を確認しているのですが、いざ手元にある同一の材と比べると、色だったり匂い、重さが違ったりしてなんだかわからない…なんてことがあるんですね。
というわけで花梨として仕入れたけど、重さが明らかに違ったこちらの材は、アマゾンローズ(又はホンジュラスローズ)と言うローズウッド系と判明。
こちらの材は複数の材をまとめて仕入れた際に入っていて、よくわからないまま倉庫に眠っていた杢の板だったのですが、楽器材の取扱がメインの材木屋さんだったため、すぐにホンジュラスマホガニーと断定。
ホンジュラスマホガニーは別の材を持って入るのですが、プレーンなもので印象がかなり違うため私や父はわからなかったようです。
また、材木屋さん曰く『マホガニーの杢物はすごく珍しい』らしく目を輝かせて眺めておられましたw
また、インドネシア在住の方から仕入れた、インドネシア産の赤いウルシノキは『レンガス』という木だと判明、以前仕入れていた神代楠は、和歌山から出土した2000年物の神代楠に間違いないと断定して頂けました。
過去には紫檀だと思って何年も保管していた原木が、切ってみたらココボロだったなんてことや、インドローズだと思っていたものがハカランダだったとか…ある方には倉庫内に世界樹があっても驚かないなんて言われたこともありますが、わからないままだった材の名前が判明して嬉しい限りでした♪
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