クラロウォルナットを製材

木のボールペン木の紹介

昨年の秋に仕入れて、工場の隅にほったらかしだったクラロウォルナットの根瘤を製材しました。

*クラロウォルナットとはアメリカ西海岸にて主に食用のクルミを摂るために、北米産のブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木した木で、別種を接ぎ木しているため木として不安定なため、独特の瘤杢が出るのが特徴です。

見ての通りボコボコしていますが、裏側は抜けていてスカスカの部分もあります。

まずは様子をうかがって端っこを切ったところ、上の写真の切り口から出てきたのがこちらの杢↓

割れが沢山入っているので、使える部分は限られますがいい感じです♪

まだ生に近い状態であり、材の特性上乾燥過程で非常に狂い(波打ったり捻れたり)が生じるため、通常より少し厚めの板に製材しました。
と言うことで、クラロらしいよさ気なところを引っ張りだしてみたところ、こんな感じの杢が出ました♪

二枚目はブックマッチ(隣り合わせの二枚)に開いた状態ですが、大きさ的にギターなんかのトップにしたらカッコいいのかもしれませんね。

ちなみに、このクラロウォルナット、色が薄いように見えますが、これはまだ生乾き状態のためで、乾燥すると色が濃く変化します。

製品になるのはまだしばらく先になりますが、お楽しみに!

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