栓の木のダイニングテーブルの制作・3

日常

前回までに接着とカットをした、天板ですが、その後全面を鉋がけしてきれいにし、角を丸くしたところで、次の作業です。
(ちなみに、大きな天板をそのまま仕上げるような大きな機械はないので、手鉋です)
この栓の天板、端っこに少しだけ割れが残ってしまい、これ以上開いてくることはないだろうとは思うのですが、念のため防護策として契を入れることにしました。
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割れと契(契はウォールナット材で作りました。)
契というのは、割れている部分に溝を掘り、そこに写真のようなリボンの形(中心がくびれている形なら何でもいい)の材をハメ込むことでそれ以上割れが開かないようにする加工です。


まず、割れ部分に契をあてて入れる位置を決め、契の形を墨付け(マーキング)。
墨付けをしたら、線の内側を掘っていくんですが、全部手でやるのは大変だし、精度も出ないので、ある程度をトリマーという機械で切削…
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溝をトリマーで掘ったところ(右にちょこっと写ってるのがトリマー)
トリマーの後は墨つけした部分までをノミを使ってカンコン削っていき、契がぴったり入るようにします。
もちろん大きすぎては話にならないので、少しきついくらいになるように慎重に削っていきます。
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ノミで削って仕上がったところ
ここまで来たら後は、接着剤をつけ、カナヅチで打ち込み…ぴったりサイズで奥までしっかり入ると気持ちいい♪
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カナヅチではめ込んだ所
この後はみ出た接着剤を綺麗にとって、乾燥後にわずかに出っぱっている契を鉋で削って完成♪
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全体で見たらほんの小さな場所ですが、ちょっとしたアクセントにもなりました。
と言うことで、天板はほぼ完成したので、今週は脚部を制作しています(^^)

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