実が美味しいだけじゃない栗の木のこと

先日、クリのペンをネットストアに追加したのでご紹介♪
栗というと、天津甘栗とか、栗きんとんや、栗よせ等…食べる方をまず連想される方が多いように思います。地元やお隣りの中津川市はかなり栗きんとんが有名ですしね!
DSC_2619_20110119104140.jpg
多分、栗と聞くと大抵はこっちの方を連想するかと思います…
しかし、この栗、実ではなく木材はというと、とても優秀な材で銘木に数えられていたりします…


さて、どう優秀かというと…昔から木造建築の土台や浴室に使われてきた材で、非常に保存性に優れており、耐湿性が高いところですね。現代でも防腐剤を使わずに土台として使えるのは栗だけなので、その保存性は筋金入りなんじゃないでしょうか。*メンテナンスはもちろん必要です。
この特質から腐らない木として有名で、栗の木を身近に置くと腐らずに頑張れる…なんて言う方もいます。
また、大昔には栗は重要な食料源でもあったため、生きる糧を与えてくれる栗の木は神聖視され、祭事や神具にも使われていたみたいです。
木の表情はというと環孔材ではっきりした木目なんですが、素朴で優しい風合いが特徴で、それなりに堅いため艶が出てきます。
素朴でいて存在感のある栗の表情が、侘び寂の世界に合うようで、京都の建物や茶室等、日本独特の数寄屋建築では特に好まれています。
その他にも家具、工芸品にも多用されていて、木目がきれいなので漆の木地としてもよく使われます。
丁度10年前、学生だった頃、『魅せるための道具』をコンセプトに和雑貨のディスプレイ用の棚として制作した作品も栗材を使っての制作でした。
作041野原一浩
ディスプレイ・ツール 高さ1405mm×横幅1500mm×奥行き280mm
弾力があり粘りもある材で、安心して扱える良い材だなと当時感じました。
ただ、どういうわけか、刃物の消耗が他の材より早く、しょっちゅう鉋を研いでいたのを思い出しますw
このディスプレイ・ツール、今でも店舗で使っているんですが、経年変化で、いい感じに色味が濃くなってきています♪
ということで、実が美味しいだけじゃない栗の木のこと、詳しくなれたんじゃないでしょうか?
栗の木がいいなぁと思われた方はぜひ、栗のペンがネットストアにて販売中ですのでご注文下さい(^O^)
NFX_8473.jpg
クリのペンのページへ>>
ちなみに、ネットストアへの樹種の追加、近日中に更に増やしますのでお楽しみに♪
樹種は…保存性の突出した材の栗の次なのでこれまた堅牢な樹種です。